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リードの奇跡、イングリッシュ・コンサーティーナ / 三浦みゆき

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皆さんはイングリッシュ・コンサーティーナという楽器をご存知だろうか?

アコーディオンやバンドネオンと並ぶ蛇腹楽器の一種で、欧米の民俗音楽などで見かける世界的にも珍しい楽器である。
蛇腹の左右に六角形や八角形の木製の箱があり、その側面に付いたボタン式の鍵盤がある。
左右の手で楽器をはさむようにして持ち、蛇腹を押したり引いたりしながらボタン鍵盤を押しリードを鳴らして演奏をする。

今から約200年も前に発明されたこのコンサーティーナは数々の奏者により演奏され、世界各地の文化の中に取り込まれてきた。
そして現在、日本のイングリッシュ・コンサーティーナの今を支えるのが、コンサーティーナの第一人者・三浦みゆき氏だ。

▼三浦みゆきさんの経歴
上野学園大学音楽学部ピアノ科卒業。1990年渡独。
ドイツ国立ハノーバー音楽大学に留学。
フリーベースアコーディオンをウタ・グラスホフに師事。
ブラウンシュバイガー・アコーディオンオーケストラの団員として活動する。
帰国後アコーディオン、コンサーティーナのソロの演奏活動を.全国各地で開始。
自身のラジオ番組「三浦みゆきコンサーティーナの時間」パーソナリティとして活躍。
日本全国の音楽コンクールで特別審査員を務めるなど幅広く活動をおこなっている。

また先月、彼女はイングリッシュ・コンサーティーナの発祥の地、ロンドンにてLIVEを行ったばかり。
LIVEは大成功を収め、現地のコンサーティーナ奏者との交流も音楽を通じ、より一層深めたようだ。
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音楽の世界は限りなく広く深いー。
そんな広大な音楽の世界の中、リードの奇跡と謳われるコンサーティーナに愛を込め、三浦みゆきは自身の音楽を今日も奏で続ける。
僕はいつも彼女の音楽にふれるとき、繊細で美しい旋律の中にも”あたたかな人間らしさ”を感じてしまう。
それは彼女が優れた音楽家である以上に、彼女のやわらかなオーラや気品の中に脈々と流れる情熱的な人間性がきっとそうさせるのだろう。
やはり音楽は、それを創り出す人間の写し鏡であることは間違いなさそうだ。

そんな彼女の音楽にこの機会に一度触れてみてはいかがだろうか?
三浦氏の直筆サイン入りCDが僕のデスクにそっと飾られているのは、今回ここだけの秘密だ。


▼出演情報
WALLOP出演:毎週火曜18:30~「三浦みゆきコンサーティーナの時間

 

▼作品
三浦みゆき / ALMANDINE

三浦みゆき / ENGLISH CONCERTINA FANTASY


三浦みゆきオフィシャルHP:http://miyukimiura.com/

文 / オフィスTrueMountain